溺れた魚
頭がずっと沈んでいる。
沈んだ頭のせいで仕事がギリギリで人間関係はサッパリの日と、仕事も人間関係も全くサッパリの日がある。
なにもかもサッパリの日は食べることも飲むことも忘れてひたすら泣いたり、独りでうずくまっている。
なにがそんなに悲しいのか自分でもわからない。
向精神薬をのむことがある。
でも向精神薬は私の場合、解決策ではない。
私は±0のフラットな状態ではなく、少しでもいいから上機嫌、ハイになりたい。前向きになりたい。でもそんな気持ちにしてくれる薬はない。薬を飲んでも-50~-10ぐらいにしかならない。±0になったという気になるには+10にならないと無理だと思う。
向精神薬には私を救えない。
だから最近毎日のように酒を飲むようになった。日曜日~木曜日は深酒しないように家で飲む。私は家で酒が飲めない。でも、頭がおかしくなってから少し飲めるようになった。
金曜日、土曜日はめいいっぱい飲む。
とにかく飲む。
飲んで悲しくなったことはあまりない。
二度ほどボロボロに号泣したことはある。人生を嘆いていた。
今はもう酒しかない。
酒を飲むことでなんとかハイになり、すべてを忘れることはできないが一時的に救われる。
肝臓が悲鳴をあげる前に日本で大麻を合法化してほしい、と思いながら飲んでいる。
溺れた魚は光を知らない。