無理かもしれない(前編)
去年の9月からマッチグアプリのTinderをやっている。
マッチグアプリと言えば聞こえはいいが、Tinderは出会い系アプリにすぎない。
私は大学生のときにある出会い系サイトで小遣い稼ぎをしていた。ご飯を食べるだけ、お酒を飲むだけでお金を貰っていたのだ。2時間程度でだいたい1万円~2万円。
最初は小遣い稼ぎを目的に出会い系をしているわけではなかった。ただただ暇つぶしのため。
バイトをしながら空いた時間で出会い系サイト、さらには露出一切なしのチャットレディもしていた。チャットレディは2ヶ月ちょっとでやめてしまったが、それでも18万円ほど貰えた。時間給にすると3000円~4000円である。
また今度チャットレディについてブログを書きたいと思う。
話はTinderに戻る。
私は飽き性のため、実はTinderを去年の12月から今年の10月までほとんどやっていなかった。
知っている人は多いと思うが、Tinderというアプリは実に質素な作りになっている。アプリを開くと見知らぬ人間の顔写真やプロフィール画像がでてくる。それをひたすら好きか嫌いか指一本でスワイプしていくだけ。お互い好き同士になれば会話ができる。実にシンプルである。
Tinderをはじめた当初、私のような人間が会ったこともない人を指一本で選んでもいいのだろうか。そう思っていた。軽く心を病みそうになっていたのだ。
キッカケは忘れてしまったがいつしかその想いを断ち切ることができ、ひたすらスワイプするだけの女と化していた。
Tinderだけでいうと今までに30人ぐらいの男女に会った。
Tinderには老若男女様々な人間がいる。
Tinderで出会った気持ちの悪い男についてまた後日ブログを書きたいと思う。
さて、ここまでだらだらだらだら糞の如く面白くない話をしてきたわけだが、今日話したいのはTinderで今最も連絡をとっている男性についてだ。
念のため、フェイクを混ぜて話したい。
ある日Tinderでいつものようにひたすらスワイプをしていたら、super likeが来ていた。私はよほど気持ちの悪い人間や素性が分からなさすぎる人間以外はすべてsuper likeにlikeで返している。
しかし、その彼は違った。今までに出会ったことのないイケメン、小顔でスラッとしていてとてつもなくかっこいいのである。
とはいえ、写真は嘘をつく。
半信半疑ではあったがlikeを押した。
糞みたいな会話をした後、彼はその辺の男性と同じようにLINEがしたいと言い始めた。
LINEがしたいと言われれば嫌だと思う男性にはLINEをやってないと嘘をつく。別にいいかと思う男性にはLINEを教えている。
その日も別にいいかと思ってLINEを教えた。
すぐにLINEがきた。
しかし、ここからが私には地獄だった。